花物語｜花工房歩歩｜恵比寿渋谷区生け花教室　小原流

初教室開催から約半年後の１１月２６日、花物語のお店が開店しました！。
これまでの教室やデモで関わった方々から、お花に対する興味や関心を強く感じながらも、いったいどれほどの人がお店に立ち寄ってくれるのか、私たちが美しいと感じるものを同じように美しいと思い、気持ちをこめて作った作品がどれほどの価値で商品となりえるのか？と、オープンするまでは不確かなことばかりでしたが、未知の経験への、それがまた楽しみともいえます。そんな期待と不安を抱えながら、中国の大陸的時間のとらえかたと戦いつつ、いざオープン！場所は米系ショッピングモール「ウォルマート」の中。高層マンションに囲まれた住宅区の一角、しかも出口前の場所ということもあり、初日から、大勢のお客さまが足を止めてくれました。�

生花、花束、寄せ植えや造花アレンジにクリスマス飾り、グラスや花瓶、写真たて等々、花を中心に雑貨類もディスプレイしています。
まだまだ花のある暮らしが一般的ではないので、普通の花屋さんという形を越えた、花を中心とした暮らしの提案をしていきたいというのが私たちのコンセプト。
そんな想いが表れているのか、ディスプレイや、商品の美しさに多くの人が注目してくれ、日が経つにつれリピーターとして来てくれる人もできました。

日本と違うのは、男性がとても興味をもって見てくれることでしょうか。
面白いのは、ほとんど全ての人が「本物の花？」と言いながら、まず花に鼻を近付け香りを確かめること。生花が一般的でないせいかと思ったら、あまりにキレイだから、とのこと、そして香りのある花を好むそう。
また花を飾った花瓶ごと、水も入れたまま買っていく人が多いのにも、日本人の私たちには想像を越えた（！？）大胆な買い物の仕方でした。
シンセンという地で「今」求められているものが何なのか、それに対して私たちができることは何かを、的確なタイミングで捉え、飾り方の提案や、生花の知識も伝えながら、暮らしを楽しむアイディアをどんどん発信していきたいと思います。